不織布とは、ナイロンやポリエステルなどの繊維を織らずに絡み合わせて布シートとしたものです。
その不織布を原反として必要な形状にカットして縫い合わせることで不織布の巾着袋の形状にします。このページでは、両側に紐が出たタイプと、片側のタイプの各部形状や原反、印刷などをご紹介致します。
このタイプの不織布巾着袋は、厚みのある品物が入るため、冊子類以外の大きめの人形やグッズを入れられるため、イベント会場等で用いられたり、運動靴やジャージ類などのスポーツ用品の収納袋としてもよく用いられます。
当社では長らく不織布手提げ袋の海外製造にて大ロット・小ロットの安価な製造に対応しておりましたが、最近では国内製造の小ロット化も進み、海外・国内の両方を効果的に利用することによって、納期、印刷等に柔軟に対応できるようになってきています。
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不織布自体が安価に製造される原反であり、また一般的な印刷方式がシルクスクリーン印刷で色数が限られることが多いため、比較的安価で大量に製造されることが多くなります。
また、印刷も多色印刷には不向きなため、1色や2色でデザインをきかせることが多く、全体的な1枚当たりの費用は安めになります。
不織布製の巾着袋は、大量生産用の機械に原反をかけ、一気に縫製します。一般的な艶の少ない薄手の不織布、艶と固さのが強くなった厚手の不織布・PVCを表面にかぶせてビニール的な感触の不織布・金属調の表面加工を施した不織布などがあり、用途やコスト・高級感の兼ね合いで使い分けることが可能です。
不織布巾着袋は、切り抜いた布を折り曲げて両サイドを縫い合わせ加工し、さらに紐を通す部分を折り曲げて縫製加工することで、袋の形状に加工されます。
開口部加工部商品などを中に入れる、上側の開口部の縫製加工の参考例です。 |
横マチ加工部原反の端同士を縫い合わせて袋上に縫製加工している参考例です。 |
片紐用穴部片紐の場合、原反に穴開け加工をし、ハトメ金具をはめて、紐を通します。 |
不織布には、シルクスクリーン印刷と呼ばれる抜き型にインクを乗せてすりつけるタイプの印刷方法を用いますので、細かい模様やフルカラーの印刷には不向きです。
大きめの文字やロゴなどを、1色または2~3色を用いて名入れ印刷することが一般的です。
一色印刷例生地色と異なる一色を使用し、文字やロゴなどを名入れできます。 |
二色印刷例文字やロゴによって色を分け、カラフルにすることができます。 |
三色印刷例生地色と合わせて四色になり、さらにカラフルで訴求力を高めることができます。 |
サイド部のマチ幅のない不織布巾着袋は、強度を高めるための部品は入れることが難しいですが、箔押しなどの追加加工は可能可能です。
穴部ハトメ加工片紐タイプでは、袋の底部に穴を開けて紐を通しますが、金属などのハトメを取り付けてほつれを防止することができます。 |
両紐巾着袋図面開口部の両側にボタンを取り付けることによって、広がらないように固定できます。 |
片紐巾着袋図面ご注文・お見積もりの際、この寸法図を参考に、マチ(D)・幅(W)・高さ(H)をご連絡下さい。 |
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